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快適な空の旅を謳うスカイベッドの登場
【2006年7月24日】

カンタス航空の東京〜シドニー路線増便にともない、同路線の機材が東京〜メルボルンおよび東京〜パース路線と同じエアバスA330-300(ビジネスクラス30席、エコノミークラス267席)にグレードアップされることになりました。

このA330-300のウリは、オーストラリアを代表する商業デザイナーのマーク・ニューソン氏がデザインを手がけ、アメリカのBEエアロスペース社が開発した最新型コクーンスタイルの座席「スカイベッド」がビジネスクラスに搭載されていること。確か、グッドデザイン賞を受賞したJALの「シェルフラットシート」も、BEエアロスペース社の基本デザインを元にしたものでしたが、スカイベッドもオーストラリアン・デザイン・アワードや、世界でもっとも歴史と権威あるデザイン賞といわれるシカゴ・デザイン賞を受賞しています。

すでにカンタス主要路線のほとんどに導入済みのスカイベッドは、全長約2m、幅60cmで、リクライニングは最大172度とほぼフルフラットを実現。パーソナルスクリーンはエコノミークラスの6.5インチ(約17cm)より一回り大きい9インチ(約23cm)で、ほかにもさまざまな機能がついていますが、中でも電動バックマッサージ機能がうらやましいですね〜。

日本人旅行者が利用する機会はほぼ日豪路線に限られてしまうため、日本で実施されるエアラインランキングの上位にカンタス航空が顔を出すことはあまりないようですが、世界的に認知されている「ワールド・エアライン・アワード」(スカイトラック社)では、2年連続で2位に選出されています。ちなみに、2006年の1位はブリティッシュ・エアウェイズ、3位はキャセイパシフィック航空という結果でした。

【関連】
Airline of the Year 2006 for the worlds Best Airline results

(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)
 
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