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アース・アワー
【2007年3月9日】

2007年3月31日午後7時30分から1時間、シドニーの街から一斉に電気が消えることになっています。「アース・アワー(Earth Hour)」と名づけられたこのキャンペーンは、地球温暖化に取り組むために、民間自然保護団体のWWFオーストラリアと地元紙シドニー・モーニング・ヘラルドが呼びかけたもの。このキャンドル・ナイト・イヴェントを足掛かりに、1年間でシドニーの温室効果ガス排出量を5%削減することを目標に掲げています。

アース・アワー実施中は、ハーバー・ブリッジやアンザック・ブリッジも街灯を除いて消灯し、オペラハウスも建物外部の電気が消されることになっています。スローな秋の夜を満喫するために、バーベキューやピクニックイヴェントなどが各地で計画されているようですが、テツヤズやギローム・アット・ベネロング、ロックプールといったシドニーを代表するレストランも多数参加を表明しているので、ロマンチックなキャンドルライト・ディナーを楽しむのもよさそうです。

この日の披露宴をシドニー市内の一流ホテルでずいぶん前に予約し、ゲストに夜景を楽しんでもらうつもりだったあるカップルは、キャンペーン実施を知って、リクエストを変更。バンドにはアコースティックの演奏をお願いし、アースアワーの時間帯には会場を消灯してキャンドルを灯すことにしたそうです。

ちょっと郊外に行けば、シドニー周辺ではミルキーウェイが見られます。3月31日は満月の数日前のため、月明かりが気になりますが、シティ中心部からもミルキーウェイが見えたらステキですね。

(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)

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