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Mind! Body! Spirit! パラリンピック開催中
【2000年10月23日】

車椅子女子バスケットボール(準決勝進出を決めた対メキシコ戦)
オリンピックが終わった、という脱力感(?)も束の間で、シドニーでは10月18日からパラリンピックが開催されている。競技5日目にして、チケットの販売枚数は既に100万枚を越えた。アトランタ大会の倍である。元々の販売目標の65万枚を大きく越える記録的な数字だ。チケット売り場には行列ができているし、満席となる会場も出ている。

さっそく応援に出かけた会場では、エネルギーあふれるアスリートたちの熱戦と、オリンピックにも負けない観客の応援ぶりに圧倒された。パラリンピックは、リハビリでもリクリエーションでもなく、世界のトップレベルのアスリートたちが一同に会する競技スポーツの大イヴェントなのだ。(参加することが難しい国がまだまだあるのは残念だけれど・・・…。)

平日の会場に目立つのは小中学生の団体。「オージー!オージー!オージー!」とひとりが叫ぶと、「オイ!オイ!オイ!」と甲高い元気いっぱいの声が続き、テレビのインタビューには、口々に「カッコイイ!」「すごい!」と答える。オーストラリアの選手のひとりが、「常に何ができるかを考えろ。何ができないか、ではなく」と言っていたが、子供たちはちゃんとポジティブなメッセージを受け取っている。

10月29日までの閉会式まであと1週間。この時期にシドニーを訪れる方には、ぜひパラリンピックを観戦することをおすすめしたい。会場に行って元気になるだけじゃなく、思わず引き込まれて、一緒に熱くなるハズだから!

オフィシャルサイト

(「地球の歩き方」ホームページ・シドニー特派員レポート掲載)

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