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4年ぶりに日豪間の燃油サーチャージがゼロに
【2009年7月4日】

今月から、大半の航空会社が燃油サーチャージ廃止に踏み切りましたね。
徴収を継続するところも一部ありますが、日本〜オーストラリア間の
直行便を運航する3社は、日本航空の発表を皮切りに、カンタス航空、
ジェットスター航空も相次いで日本発着路線の燃油サーチャージを
4〜6月期の片道数千円からゼロに改定しました。


燃油サーチャージ無料化で旅行意欲も上昇しそう

ジェット燃料価格の変動に応じて航空券に付加される燃油サーチャージの
日豪間の史上最高値は、昨年10〜12月期の往復6万6,000円。数千円なら
やむをえないとしても、ここまで高額になると……と二の足を踏む方も
多かったようです。が、徐々に引き下げられ、夏休みを前にとうとう
ゼロになったことで、旅行需要もようやく回復傾向が表面化しつつあります。

日本が夏休みになる7〜8月の予約は、全体的に例年より遅め。動きが
本格化するのはこれから、と直前予約の増加が見込まれる一方、
ちょっぴり先の9月、中でも19〜23日の5連休は絶好調。旅行業界から
聞こえてくる話によると、人気のある旅行先は、かなり早い時期から
キャンセル待ちになっているそうです。

のんびり構えていると希望通り手配できなくなっちゃう可能性もあるので、、
諸事情で海外旅行を控えてきたけれど、そろそろかな?と考えて
いらっしゃる方は、お早めに計画を実行に移すことをおすすめします。

なお、10月以降の燃油サーチャージについては、燃油価格の変動や
市場の動向次第ながら、今のままでは復活しちゃいそうな雰囲気……。
日本旅行業協会(JATA)が働きかけてきたように、制度自体の撤廃を
期待したいですね。想定外に急激に高騰した時期ならいざ知らず、
そもそも、こういう料金には燃料代って当然かかる経費として
計算されているもんでしょ?という原点に立ち返って……。

(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)