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JAL大阪便やっぱり運休に
【2006年9月20日】

JALの大阪〜ブリスベン〜シドニー路線が来年3月末(大阪発は3月24日、ブリスベン、シドニー発は3月25日)に運休することが発表になりました。前々から話題になっていて(参照: 来春ジェットスター航空が関空に乗り入れ)、予測されていたこととはいえ、残念ですね〜。

ジェットスターの日本線就航日は3月25日で、ちょうど入れ替わりということになりますが、消費者がちょっぴり期待をしていた競合関係を見る間もなく路線撤退というのは、一方が棄権をして不戦勝となった試合のチケットが手元に残ったような味気ない気分です。

わたしが一時帰国する際は東京に寄ることが多いものの、実家が京都のため、日本出発は基本的に関空利用がほとんど。同路線はもともとカンタス航空とのコードシェア便だし、それでなくても日系にこだわって搭乗便を選ぶことはまずありませんが、その選択肢があるのとないのとではやっぱり大きく違うような気がします。

2001年に共同運航提携先のアンセット航空が経営破たんして撤退を余儀なくされた全日空も、日豪路線を再運航する計画は当面なさそう。この上は、アジアへの路線網拡大を視野に入れた動きを見せるヴァージンブルー航空子会社のパシフィックブルー航空が日本に乗り入れることを願うしかないのかも……

(「地球の歩き方」オーストラリア・シドニー特派員ブログ掲載)